「キャリアの棚卸し」基礎編① 自身の可能性を広げるために

はじめに

 就職活動をスタートすると「まずはキャリアの棚卸しをして履歴書を書いて・・・」とアドバイスされると思いますが、「キャリアの棚卸し」のやり方が分からない方は大勢いらっしゃるのではないでしょうか。キャリアの棚卸しの方法を数回に渡って分かりやすく解説したいと思います。皆様がキャリアの棚卸しを行われる際のヒントになれば幸いです。
 キャリアの棚卸しは、これからの自分自身の可能性を広げるために大事な作業です。営業経験者は今後も営業しかできないのかというと決してそうではありません。経験を活かして挑戦できる仕事はたくさんあります。その可能性を発見するためのキャリアの棚卸しです。記憶をたどるのが大変で面倒くさい作業ではありますが、頑張れば道が開けますので挑戦してみてください。

準備するもの

 準備するものはA3くらいの大きなコピー用紙筆記用具の2点だけ。
 キャリアの棚卸し用にワークシートを用意するところもありますが、ワークシートにあらかじめ印刷された項目が記憶をたどる上でかえって邪魔になりますので、真っ白な白紙の用紙が一番です。

「キャリアの棚卸し」基礎編

 まずは、これまでの経験を活かして自分は他にどんな仕事ができるのか・・・その可能性を発見するための「キャリアの棚卸し」の方法について解説したいと思います。転職を考え始めた時、会社を退職し再就職活動をするスタートする初期の段階で実施すべきキャリアの棚卸しの基礎になります。

キャリアの棚卸しは、これまでに経験してきたことを可能な限り詳細に思い出して書き出すことです。難しく考えず、思い出したことをとにかく書き出します。書き出すことで当時の記憶が鮮明に蘇ったりもしますので紙に書き出すことをお薦めします。
 当社の中高年就活塾の受講生も最初はなかなか書き出すことができません。経験した職種を営業13年、品質管理9年・・・と配属された部署名と期間を書いて終わってしまう方が多いのですが、「営業13年」「品質管理9年」という大枠ではなく、営業で何をしてきたのか、品質管理で何をしてきたのかを具体的にその仕事の中身を思い出して書き出してください・

例を挙げて説明します。誰もが一度は利用(なかにはアルバイト経験者もいらっしゃるかもしれませんね)されたことがあるコンビニエンスストアの店員のキャリアの棚卸しをしていきます。ここで「コンビニの店員は接客でしょ。」とキャリアの棚卸しが「接客」のみで終わってしまうと可能性は広がりません。コンビニの店員は本当に接客だけしているのでしょうか。他の仕事はしていないのでしょうか。もう一度よく考えてみましょう。

接客と同時にレジもしています。レジを接客に含めるのではなく会計として別に書き出しまます。その他の仕事も思い出して書き出します。似たような仕事は後で整理すればよいので、ここでは気にする必要はありません。思い出すまま書き出します。

①接客②会計に加えて、店内外の清掃、④パンやおにぎりの品出し、⑤商品の陳列、商品の整理整頓、⑥レジ周辺の資材補充、⑦唐揚げ・おでん・豚マンなどの作り置き・加工調理、⑧床清掃、⑨商品の鮮度チェック、⑩商品の補充と発注、⑪公共料金代行収納、⑫ATMの取扱い、⑬マルチコピー機の取扱い、⑭切手・収入印紙の取扱い、⑮年賀印刷・チケット発券、⑯ギフト予約、⑰宅配便の受け渡し対応など・・・色々でてきましたね。意外とたくさんの仕事をしている事実が見えてきました。

 ですが、ここでまだ終わりではありません。自身の可能性を広げるためにもう少し頑張りましょう。更に上の①~⑰の項目について特に印象に残っている出来事を書き出します。人数や金額など数値化できるものは可能な限り数値化して書き出します

①接客時に強烈なクレーマーの対応をした経験を思い出したならば、その時の様子を具体的に書き出します。これにより新たに18番目のスキルとしてレーム対応が加わります。
 オフィス街のコンビニで昼休憩に飲食を求めるお客様で溢れていた場合、例えば「接客数は最大で1時間に80名」と書き出します。1時間に最大80名の接客が可能であることをアピールする材料になります。1時間に最大80名の接客ができる方は、暇な時間帯が10名程度であったとしても、いざとなれば80名の対応はできるのです。暇な時間帯は10名なのに・・・ということは考えなくて結構です。
 「そういえば、新人アルバイトスタッフの教育担当もやったなぁ。」と思い出したならば、アルバイトスタッフの人数(合計数)も含めて教育経験を書き出します。新たに19番目のスキルとしてタッフの教育・訓練が加わります。教育・訓練できるレベルにあることが証明できます。
 また、いつも決まった銘柄のタバコを購入されるお客様を覚えていて、「いつも有難うございます。◯◯◯◯を2箱ですね。」と注文される前に銘柄と個数を伝えところ、お客様から「あっ、銘柄を覚えてくれたの。嬉しいな~。」と大変に感動されたという経験を思い出した場合も書き出します。高度な接客力をアピールする材料になります。

 上述のキャリアの棚卸しを紙に書き出すと以下のようになります。他人に見せるものではありませんので体裁を整える必要はありません。苦労して思い出した出来事ですので詳細にメモしておいた方が後で役立ちます。

同様の作業を①から⑰の全ての項目でどんどん繰り返す作業が「キャリアの棚卸し」です。過去の記憶をたどる大変な作業ですが、真剣に取り組めば取り組むだけ自身の可能性が広がりますし、自身の強みを再認識できます。遣り甲斐のあるワクワクする作業です。頑張って取り組んでみてください。

   「キャリアの棚卸し」基礎編は全3部構成です。基礎編②、基礎編③は下記を参照下さい。

 

 一人で「キャリアの棚卸し」を行うのはなかなか大変です。当社の受講生も「この時にこんなことしていませんか。」と事例を挙げながら質問を繰り返す中で記憶が蘇ってキャリアの棚卸しが進む方が大半です。初回に限り90分間の無料キャリア相談を実施しております。90分あれば完成は無理でもヒントを差し上げることは可能です。是非に無料キャリア相談をご利用下さい。顔を合わせての面談がベストですので当社までお越しいただきたく思いますが、交通費を負担していただけるならば指定の場所まで伺います。勿論、電話やメールでの相談も可能です。無料キャリア相談をご希望の方は下記へご連絡ください

 TEL : 075-321-4683
 ※不在時には折り返しお電話いたします。留守電にメッセージをお願いします。

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