【医師転職事例】年収は低下するも遣り甲斐・生き甲斐は急上昇

 今回は年収は下がるも専門科の追求とご家族との時間を選択された医師の事例をご紹介します。医師の世界でも必ずしも収入が上がること=幸せとは限りません。

転職の理由と背景

 毎日片道1時間40分の車通勤。仕事は人の命に関係するので気が張り詰め、通勤も往復3時間超の運転でさらに緊張の連続。休まる暇がないので初めてお会いしたときはかなりお疲れかな・・・と感じさせる医師でした。
 専門は〇〇科ですが、総合的に内科系全般を診る仕事環境であり医師も1名、代わりの医師も当然いません。専門は追求したいので更に休日はアルバイトもされている状況。家族と過ごす時間も増やしたいし、もう一度、専門性を高める場に身を置きたいとの理由から転職を決意。

病院へのアプローチ

 ご自宅から車で約40分の病院をご紹介。駅から近いので電車通勤も可能です。懸念点として転職歴が非常に多い医師ですが、医師の考えがあってのことなので病院長にしっかりと経緯を説明をして理解して貰った結果、面接に進めることに。どこの病院も採用する医師にはできるだけ長く勤務して欲しいと願っているので、転職歴が多い医師は採用に不安になります。そこはコンサルタントの腕の見せ所になるわけですが、ハードルが高いほど私も燃えるタイプのコンサルタントなので気合いを入れて取り組みました。

面接から入職まで

 面接は2回。最初は病院長・副院長の1次面接、2次面接が理事長、看護部長、その他病院幹部の皆様方。病院長・副院長の面接には私も同席し援護射撃を行いましたが、後日の2次面接は私の同席はNGとなり、直前まで受け答えのレクチャーをして臨んで貰いました。
 結果は内定。内定を出されますと医療機関は当然ながら入職時期を早めて欲しいと希望を出されますが、現勤務先は他に医師がいないので後任を探す期間も必要であり、十分な期間を置いて6ヶ月後で調整を行いました。

転職成功のポイント

 某市民病院へ転職されましたので民間の年収は大幅に減少です。しかし、専門医のスキルを活かせ、通勤時間も大幅に削減されご家族と過ごされる時間は増えました。医師もひとりの人間です。人並みの幸せを追求してもよいのではないでしょうか。先ずは自身の体調が万全であること、またご家族の支えがあって精神面も充実しておれば、診察時の判断も優れると考えます。年収は低下しましたが、遣り甲斐、生き甲斐が急上昇の医師転職事例です。

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